ここでは覚せい剤取締法違反で逮捕された場合の一般的な例を示します。
例外はいつでも存在しますが、それを言い始めると話が進みませんので、一般例で話を進めます。

芸能人が初犯で覚せい剤取締法違反で逮捕されたケースを思い出して読んでいただくとイメージしやすいと思います。

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勾留満期まで最大23日間勾留

ポイント1
覚醒剤取締法違反で逮捕された場合は、まず警察の留置所に勾留満期まで最大23日間、勾留されると考えた方がよいです。
痴漢などの犯罪の場合は勾留期間中に釈放ということもありますが、覚醒剤取締法違反で逮捕された場合は、まず勾留満期まで勾留されます。

ですから、会社勤めの方なら、その間は欠勤となりますので、会社にばれないようにするにはかなり苦労すると思います。
勾留期間中の釈放の可能性はゼロではないですが、「早く出させてあげるから」などと軽々しく言う弁護士は信用ならないので、気をつけたほうがよいです。

実際、芸能人が覚せい剤取締法違反で逮捕されて、早期に釈放されたことなど聞いたこともありませんよね。
芸能人なのですからそれなりに高額な弁護士に依頼しているかと思いますが、ダメなものはダメなのです。

また、拘留期間が長くなりますので、家族や会社との連絡のために弁護士に何か依頼したいことがあれば弁護士との接見回数も多くなります。
ですから接見回数ごとに一回いくらか弁護士費用が発生する弁護士は、弁護士費用が高額になります。

例えば、接見3回以降は一回につき3万円、となっていた場合、23日間拘留されるわけですから、二日に一回接見してもらえば有料で8回くらい接見してもらうことになります。
すると余計に3万円×8回=24万円の弁護士費用が掛かることとなります。
接見回数にも注意してください。




起訴は覚悟してください

ポイント2
覚せい剤取締法違反で逮捕された場合はまず間違いなく起訴されます。
これも不起訴の可能性はゼロではないですが、不起訴など期待しないほうがよいです。
また「不起訴にしてあげる」などと簡単にいう弁護士には気をつけてください。

ごく微量なら、尿から反応が出ていないから、などと不起訴の期待をしない方がよいです。
芸能人のニュースを見てもわかる通り、尿から反応が出ていなくても起訴されてますし、覚せい剤の反応が抜けるまで逃げ切ろうとしていても、自宅の化粧ポーチに覚せい剤が入っていて、それが本人の所持ということで逮捕状とかもでますので、なんとか逃げ切れると思わない方がよいです。

初犯ならかなりの確率で保釈

ポイント3
起訴はされますが、初犯ならかなりの確率で保釈は認められます。
覚せい剤取締法違反で逮捕された初犯の芸能人の処遇を見てもわかるとおり、保釈請求は通っています。
保釈金が用意できて、弁護士がきちんと保釈請求してくれれば、初犯ならよほどのことがない限り保釈できます。

ですから、保釈請求をスムーズに行ってくれる弁護士に依頼した方がよいです。

また保釈がそれほど難しいものではありませんので、保釈に対する成功報酬が高額な弁護士には注意した方がよいです。

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