遺言執行・遺産分割の弁護士費用

【遺言執行とは】
犬神家の一族などの推理ドラマで主人が死んで、家族一同が集まりその場で弁護士が故人の遺言を発表するシーンがあります。

その遺言書の内容に従って弁護士が遺産の分割を進めることを遺言執行といいます。
そしてその遺言執行をできる人を遺言執行者といいます。

遺言執行者は遺言書の中で指定しておくことができます。

「遺産争族」というテレビドラマの中にでてくるおじいさんは弁護士に遺言書の作成を依頼しています。
ですから、おそらくこの弁護士を遺言書の中で遺言執行者に指定すると思われます。

ここでは遺言執行を弁護士に依頼したらいったいどれぐらいの費用がかかるのか、相場はどれぐらいなのかを考えてみたいと思います。

この遺言執行の弁護士費用は、先の「遺産争族」というテレビドラマで言えば、おじいさんが死んで相続が開始されたときに弁護士に支払われるものとなります。

ですから家族一同が集まった場で弁護士が遺言書を読み上げますが、その時にはその遺言書を読み上げている弁護士はきっちり弁護士費用をもらっているのです。

ただこのことを知らない家族の中には「弁護士が勝手におじいさんの遺産を巻き上げている」と誤解される方もいるようですが、遺言執行にもお金がかかるのです。

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遺言執行の弁護士費用

遺言執行の弁護士費用は基本的に下記の表のとおり遺産総額に基づいて計算されます。

遺産総額 弁護士費用
300万円以下の場合 30万円
300万円を超え、3000万円以下の場合 2%+24万円
3000万円を超え、3億円以下の場合 1%+54万円
3億円を超える場合 0.5%+204万円

遺産総額10億円の場合の遺言執行の弁護士費用

上記の表に従って遺産総額10億円で弁護士に遺言執行を依頼した場合の費用を計算してみます。
遺産総額が10億円ですので、計算式は下記の通りとなります。

(10億円×0.5%)+204万円 = 704万円

つまり遺産総額10億円の場合の遺言書執行の弁護士費用の相場は704万円になります。
その他にかかる費用としては、遺産の移転登記の費用などがかかります。

遺産が土地などの場合は移転登記の登録免許税も固定資産評価額の0.4%かかりますので、5億円とすれば200万円もかかるのですが、遺産の内容が土地、株、預金などで変わりますのでここでは省きます。

遺言書作成から遺言執行までの弁護士費用

最後に資産総額10億円の場合の遺言書作成から遺言執行までの費用をまとめてみました。

遺言書作成の弁護士費用:198万円
遺言書作成のための日当: 50万円
交通費 :20万円
公証役場へ支払う手数料:24万9000円
遺言執行の弁護士費用 :704万円
合 計 :996万9000円(約1000万円)

移転登記などの費用は省きますが、資産総額10億円の場合の遺言書作成から遺言執行までの総額は約1000万円と考えておいてよいかと思います。

その他に相続税がかかることもお忘れなく。

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