弁護士費用は意外と安く思われている?

弁護士費用に関していくらぐらいかかると思うか?というイメージ調査を行いましたのでご報告いたします。

※ 調査期間:2018年8月30日~31日、回答者:全国の40歳以上の男女、回答数:550




交通事故の弁護士費用

Q1.
Aさんは交通事故にあいむちうちになりました。加害者側の損害保険会社からは示談金として100万円が提示されましたが、Aさんは納得できず、弁護士に交渉を依頼しました。弁護士が交渉した結果、200万円アップの300万円の示談金で示談が成立しました。このときの弁護士費用はいくらぐらいだと思いますか。

交通事故弁護士費用

30万円:54.4%
50万円:28.7%
70万円:7.8%
100万円:6.7%
150万円:2.4%

近年の交通事故の弁護士費用の相場である『着手金0円、報酬金20万円+獲得額の10%』ですと50万円になりますが、一般には若干低めに思われているようです。




相続問題の弁護士費用

Q2.
Bさんは兄弟で相続問題になりました。兄からBさんの相続分は1,000万円だと言われましたが、Bさんは納得できず、弁護士に交渉を依頼しました。弁護士が交渉した結果、Bさんは500万円アップの1,500万円を相続することができました。このときの弁護士費用はいくらぐらいだと思いますか。

相続弁護士費用

100万円:38.9%
150万円:39.5%
200万円:9.6%
250万円:3.8%
300万円:8.2%

旧報酬規程ベースですと、着手金84万円、報酬金168万円の合計252万円となります。

近年の『着手金30万円、報酬金は獲得額の10%』ですと、合計180万円となります。

こちらも一般の方の多くは弁護士費用を低めに思われているようです。




離婚の弁護士費用

Q3.
Cさんは夫の不倫を理由に離婚することを決め、弁護士に交渉を依頼しました。弁護士が交渉した結果、離婚は成立し、Cさんは慰謝料として300万円を得ることができました。Cさんには子どもはいないため親権争いや養育費などはありません。このときの弁護士費用はいくらぐらいだと思いますか。

離婚弁護士費用

30万円:60.0%
60万円:23.6%
90万円:9.1%
120万円:2.7%
150万円:4.5%

協議離婚ですので、近年の離婚の弁護士費用相場の『着手金30万円、報酬金30万円+獲得額の10%』ですと、弁護士費用は合計90万円になるのですが、離婚に関しては一般の方の弁護士費用のイメージと大きくかけ離れていることがわかります。

この点は依頼を受ける前にきちんと説明し納得してもらう必要があると感じました。

貸金回収の弁護士費用

Q4.
Dさんは知人に300万円貸したが返してもらえず、弁護士に交渉を依頼しました。弁護士が交渉した結果、Dさんは300万円を返してもらうことができました。このときの弁護士費用はいくらぐらいだと思いますか。

貸金回収弁護士費用

30万円:64.0%
50万円:20.2%
70万円:6.7%
90万円:3.8%
120万円:5.3%

旧報酬基準ベースですと弁護士費用は着手金24万円、報酬金48万円の合計72万円となりますが、これも離婚と同じでかなり低いイメージを持たれています。

私は獲得額の2~3割というイメージでいるのかと思っていたのですが、一般の方はどうも獲得額の1割程度という印象が強いようです。

刑事事件の弁護士費用

Q5.
Eさんは夫が痴漢で逮捕されました。Eさんの夫は痴漢を認めているということです。Eさんは夫を助けたく弁護士に弁護を依頼しました。その結果、被害者との示談が成立し、Eさんの夫は不起訴となりました。このときの弁護士費用はいくらぐらいだと思いますか。

刑事事件弁護士費用

50万円:60.5%
80万円:11.6%
100万円:21.5%
150万円:2.0%
200万円:4.4%

刑事事件の弁護士費用に関しましては結構ばらけました。

刑事事件の弁護士費用は相場があってないようなものですが、痴漢で不起訴を獲得できた場合の都内の相場は80万円くらいでしょうか。

それから考えると、刑事事件だけが唯一弁護士費用の実態と一般の方のイメージが近いと思われます。

詳しくはメールマガジンで解説したいと思います。

簡単ではありましたが、弁護士費用のイメージ調査は以上となります。

2018年9月5日 弁護士マーケティング研究会代表 遠藤啓慈