10万円でも高ければボッタクリ?
仮にあなたが依頼した事件の弁護士費用の相場が50万円だったとします。そのとき弁護士からいくらの請求があった場合にボッタクリだと思いますか、もっとも近い金額を選んでください?
というアンケート調査を行いました。
調査結果の標本誤差を少なくするために、回答サンプル数は調査会社が推奨する最低必要回答サンプル数の400以上の550サンプルとしています。
調査結果は以下の通りです。
・60万円 40.0%
・75万円 33.3%
・100万円 25.1%
・150万円 0.9%
・200万円 0.7%
1位は60万円で消費者は10万円でも高ければボッタクリと感じるようです。
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※ Questantのシステムを利用して調査
(調査期間:2015年8月27日から28日、回答者:全国の30歳以上の男女、回答数:550)
10万円の差などよくあること
日本弁護士連合会の弁護士費用についてを見てもわかるとおり、実は弁護士費用にはかなりの開きがあります。
10万円、20万円の開きなどよくあることです。
ただ、消費者感情からすれば10万円でも高ければボッタクられた、と感じるということがこのアンケートからわかりました。
このサイトでも弁護士費用の相場を公開していますが、個々の案件によって弁護士費用は変わってきます。
相場はあくまで相場であり、個々の案件で変わるということをご理解ください。
2倍、3倍も違うとさすがにボッタクリ?
弁護士費用が10万円、20万円違うことはよくあることで、それでボッタクリと言われるのは少しかわいそうな気がします。
しかしよくよく考えてみると10万円というのはかなりの額で、消費者感情からすればボッタクリと感じるのもわかります。
このアンケート結果を何名かの弁護士に話したところ、さすがに3倍はボッタクリだろうという意見が多かったです。
では、弁護士費用が世間相場の2倍、3倍する弁護士はいるかというと、それはいます。
テレビに出ていたある弁護士は「私は一般的な弁護士の3倍します」と自慢していました。
3倍するからなんなんだ、と思いましたが、タレントさんですから一般的な弁護士よりも高額になるのでしょう。
弁護士がテレビに出演して面白おかしく法律を解説するのはよいのですが、品がないなぁと思いました。
また最近は巧みな広告を使って高額な弁護士費用で経営している法律事務所もあります。
商品に付加価値をつけて少しでも高く売ろうとする行為はどの企業でも行っていることです。
ですから価格が自由化されている以上、弁護士業界でも少しでも付加価値をつけて少しでも高い弁護士費用を稼ぎたいと考える弁護士がいても不思議ではありません。
多くの弁護士は旧報酬規程に準じているようですが、このように自由な価格設定で高付加価値の法律事務所もあります。
高額な弁護士は優秀と思いがちですが、一概にそうとも言えません、単にあまり意味のない付加価値をつけて高額にしているだけかもしれません。
ここで紹介する弁護士費用の相場はあくまでひとつの目安でしかありませんが、参考にしていただければ幸いです。
アンケート調査結果は順次公表していく予定です。
本サイト「弁護士費用の相場ってどれぐらい」をお気に入り、ブックマークしておくことをお勧めします。
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