日当とは、弁護士が事務所以外の場所に出向いて弁護活動を行う際にかかる費用のことです。

日当の相場は、半日だと3~5万円、1日だと5~10万円となります。

また、調停に同席する場合は1回5万円、裁判の場合は公判1回ごとに3万円というように回数で計算する弁護士もいます。

例えば、弁護士が離婚調停に同席する、逮捕された被疑者に会いに行くなどで事務所を離れる場合、現地と事務所の間を移動するために時間がかかります。

また調停に同席している間や接見している間の時間もかかります。

そうすると弁護士を何時間か拘束することになります。

このような拘束する時間に照らし合わせて日当が請求されることがあります。

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キャリア25年以上弁護士・川合晋太郎法律事務所

弁護士費用の日当の相場

日当の相場は、弁護士の1時間当たりの費用(タイムチャージ)の相場が1時間1万円になりますので、半日だと3~5万円、1日だと5~10万円が相場となります。

日当計算の時間には移動の時間も含まれます。

遠方の弁護士に依頼した場合、移動時間も増え日当も増える可能性がありますので注意してください。

例えば、あなたが大阪に住んでいて大阪で訴えを起こすのに、東京の弁護士に依頼したら、東京の弁護士は相手と交渉するのに大阪に出張しにくることになります。

となると東京-大阪間の移動時間などから日当が計算されますので、日当は高くなります。

大阪の弁護士に依頼すれば、移動時間は少なく日当は安くなります。

ですので、基本的には交渉が行われる場所、裁判が行われる場所の弁護士に依頼した方が日当は少なくてすみます。

逆にあなたが地方に住んでいるのに、地元の弁護士に頼まず東京の弁護士に頼んだ場合は、東京の弁護士がわざわざ地方まで出張することになるので、日当は高くなります。

着手金は安かったが、日当がかさんでしまい、トータルでは地元の弁護士に依頼した方が安かった。とならないように、相手がどこに存在するか、裁判はどこで行われるか、その点も考え弁護士を選んだほうが、トータルの弁護士費用が安くなることがあります。

ですから日当にも注意してください。




1回いくらという計算もあります

時間で日当を計算する以外に、1回被疑者に会いにいくといくら、公判1回いくらというように日当を計算する場合もあります。

例えば、被疑者に会いに行ったら1回5万円、離婚調停に同席したら1回5万円というような計算になります。

逮捕され勾留されている家族に頻繁に会いに行ってくれるやさしい弁護士さん、離婚調停にいやな顔をせずに何回も同席してくれた弁護士さん、と思っていたらあとで多額の請求が、ということにならないように、日当の計算方法もきちんと確認してください。

日当が着手金に含まれていることもあります

ある程度の日当に相当する活動分を、あらかじめ着手金に含めているという弁護士もいます。

例えば、3回までは無料で離婚調停に同席します。5回までは被疑者に無料で会いに行きます。というようなものです。

これも弁護士によって異なりますので、勝手に思い込まないで、きちんと確認してください。




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