ある法律事務所の交通事故の解決事例を見ていると、B社はA社と比較して少しずつ高いのがわかりました。
そこで詳細に比べてみると、A社が損害賠償金額として掲載している項目は「入通院慰謝料」+「後遺障害慰謝料」+「後遺症逸失利益」の3点でしたが、B社は、A社の項目に「治療費」がプラスされていました。
つまり解決事例の獲得損害賠償額に「治療費」もプラスしているので、B社はA社に比べ、回収額が高くなっているのです。
成功報酬は『20万円+回収額の10%』
「治療費」も解決事例の賠償額にプラスして金額を少しでも大きく見せようとしているのか。と納得した私でしたが、ふと疑問に思うことがありました。
それは、B社の弁護士費用が『20万円+回収額の10%』となっている点です。
解決事例の回収額に「治療費」も含まれているので、きっと治療費にも10%の弁護士費用がかかるんだろうな、という風に思ったのですが、それは正しいのか? と疑問に思いました。
治療費も意外と高額に
後遺障害認定される事案は通院期間も長く、意外と治療費がかかります。
50万円以上の治療費がかかるのも珍しくありません。
先のB社の解決事例には14級で150万円の治療費もありました。
治療費は実費での支払額ですので、弁護士が介入してもそう変わる金額ではありません。
その治療費にも10%の弁護士費用がかかるのはいいのか?と私個人としては少し疑問に思うところがありましたが、A社、B社の違いを見ると法律事務所も様々だなと感じました。と同時に、弁護士に依頼する際に確認しなければならない項目はまだまだあるなと感じました。
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