このページではスラップ訴訟と動画広告収入目的訴訟に関して解説しています。

スラップ訴訟とは

スラップ訴訟とは、批判的言論を封じ込める目的で、起こす訴訟のことをいいます。

恫喝(どうかつ)訴訟、威圧(いあつ)訴訟、批判的言論威嚇(いかく)目的訴訟などと言われることもあります。

行政を相手にするスラップ訴訟もありますが、このページを読んでいる方は一般の方が多いと思いますので、一般向けのスラップ訴訟に関して解説いたします。

代表例は名誉毀損

スラップ訴訟の代表例は「名誉毀損訴訟」です。

テレビ、雑誌、SNSなどで自分を批判している相手を名誉棄損で訴えるのです。

物的損害の場合は、物を壊されたなどの条件が必要になりますが、名誉毀損は精神的被害に対する損害賠償請求ですので、SNSのコメントで精神的被害を受けた、社会的地位が汚されたなど理由はなんでもつけられます。

ですから、自分に批判的な相手の言論を封じ込めるために名誉棄損で訴えるのです。

負けてもいいスラップ訴訟

普通の名誉毀損は精神的な被害などの損害に対する賠償を目的としますが、スラップ訴訟の場合は、訴訟を仕掛けることにより、相手を疲弊させ、自分に対する言論を封じ込めることを目的としています。

ですから訴訟に負けても相手を疲弊させることができ、あいつを批判すると訴訟を起こされるのでこれからは批判するのはやめよう、と思い知らせることができれば成功になるのです。

これがスラップ訴訟が批判的言論威嚇目的訴訟などといわれるゆえんになります。

相手が疲弊する理由

では、なぜ相手が疲弊するかと言うと、それは名誉棄損の裁判を起こされた側も裁判に対応する必要がでてくるからです。

裁判に対応するために弁護士に依頼する必要があれば、弁護士費用もかかってきます。

裁判に勝てば弁護士費用を含め負けた側に全額払わせることができるのであればよいのですが、日本はそのような制度にはなっていません。

ですから、スラップ訴訟を仕掛けられた側は、それなりの費用負担が発生します。

結果として、批判することをやめるのです。

一般人はスラップ訴訟はできません

ところが、一般人はネットに悪口を書かれたくらいで、スラップ訴訟であろうとなかろうと名誉棄損で訴えることはできません。

なぜなら相手を訴えるのにも、弁護士に依頼すれば弁護士費用がかかるからです。

自分で訴訟を起こすことも可能ですが、手間がかかります。

仕事をしながら裁判をするのは難しいでしょう。

ですから、スラップ訴訟を起こせる人は、弁護士費用を気にせず弁護士に依頼できるお金持ち、もしくは自分で訴訟を起こせる弁護士などに限られます。

お金持ち同士でケンカするのは他人事だけど

お金持ち同士、弁護士同士、雑誌社とお金持ち、などがスラップ訴訟でやり合っているのを外から観るのは、他人事ですから面白いぐらいですみますが、リツイートしただけで、火の粉が一般人にまで降りかかってくると面白がってばかりではいられません。

ですから、いつ自分がスラップ訴訟のターゲットになるかもしれませんので、SNSなどの発信には気をつけた方がよいです。

動画広告収入目的訴訟

ここからは私の予想なのですが、今までのスラップ訴訟は、お金持ちや弁護士が、批判的言論を封じ込めるために名誉棄損で訴えるというものでしたが、これからは動画広告収入目的でスラップ訴訟を仕掛ける人が出てきてもおかしくないと思っています。

訴訟を起こすことで何かと世間の注目を集めることができます。

そしてその訴訟の経過報告などを動画で行うことにより、動画広告収入を得ることができます。

ですから、これからは動画広告収入を目的としたスラップ訴訟が起こる可能性もあります。

これなら、相手の言論を封じ込め、おまけに広告収入も入ってくるという一石二鳥になります。

スラップ訴訟の動画

スラップ訴訟を解説した動画を作りましたので、ご案内いたします。

私は趣味で小説を書いており、スラップ訴訟を小説のネタにすると、という感じでスラップ訴訟を解説しています。

また、動画広告収入目的訴訟を発展させた「マッチポンプ訴訟」の動画も作りましたので、よろしければ動画もご覧ください。

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